本書は、M&Aにおける企業価値の評価方法を中心に解説することを目的としています。企業評価は、経営者、投資家、債権者、消費者、従業員、取引先企業、同業他社、地域社会、政府など企業を取り巻く多くのステークホルダーが、それぞれ独自の立場から実施されます。M&Aのための評価は、M&Aの対象になっている企業とM&Aを実施する各企業に焦点を当てた企業評価です。本書では固定資産の減損会計や無形資産の評価についても詳細に解説しています。