詩人尾崎喜八が山野を歩く。青空に屹立する岩峰とそこに吹く風を描く。山村の佇まいと、そこに暮す人々との交流を描く。雑誌掲載中から山好きの若者たちに圧倒的な人気で迎えられた本書は今もその瑞々しい輝きを失わない。