乱高下する原油価格。その原因はどこにあるのか?2005年以降を中心に、各国の対応からその答えを探る。東西にわたって原油を政治の武器にしたいロシア、積極的に資源外交を展開する中国などの動きが注目。枯渇神話、OPEC神話、メジャー神話など、石油を巡る誤った認識を指摘し、国際石油市場の実態に迫る。最後に、21世紀の石油・エネルギー戦略と日本の果たすべき役割についても触れる。