メモリ半導体や液晶パネルで世界トップシェアをもつサムスン電子を筆頭に、重化学から金融サービスまでさまざまな分野でひとり勝ちを続け、いまや韓国のGDPの20%超を稼ぎ出すサムスングループ。その頂点に君臨するのがグループ会長・李健煕(イゴンヒ)である。強力なリーダーシップと卓越した先見力を発揮して、半導体、液晶、携帯電話などの事業を次々と成功させてきた李健煕とは、どのような人物なのか?サムスンを「世界の勝ち組」へと押し上げた品質重視経営、ブランド戦略、人材育成計画とは、いかなるものなのか?韓国経済界のカリスマの知られざる半生と経営哲学、そしてサムスングループの成長の軌跡を克明に描く注目作。