「異民族に対して敬意と軽蔑の気持ちを抱くことは、人類共通の問題です」。どの民族にも便利な技術として受容される"文明"に対し、個別に異なり、不合理かつ強烈に排他主義になる"文化"の複雑さと危険性を見つめる最終巻。岡本太郎と稲作文明を、梅棹忠夫とソ連崩壊後の世界を、佐原真と日本人のルーツを等、計7人と対話。