本書は、「'88国連平和の集い国際シンポジウム-世界人権宣言40周年を記念して」における討論の内容をまとめたものである。この国際会議は、神奈川県が、その「内なる民際外交」ならびに「国際人権」活動の一環として開催したものであるが,外国人県民の権利をどのようにして守るかという国際人権の問題、そしてより広く、この国際化の急速に進展する中で、日本人が世界諸国の人々と、どのように「ともに生きる」道を見つけ出すことができるか、という問題をとりあげた、県関係の人権問題研究者やNGOリーダーなどと外国からの参加者の対話集会であったということができる。