『源氏物語』には、囲碁の場面がいくつも出てくる。その場面は、あくまでも情感豊かで美しく描写され、読むものの心を切なくする。囲碁四〇〇〇年の歴史を振り返り、数多くの歴史上の人物が向き合い親しみ続けてきた、「囲碁文化の持つ魅力と奥深さ」に触れる。