権謀術数を駆使して政敵を叩き潰す恐ろしさと、弱者への限りなく優しい眼差し。本当の姿はどちらなのか。水平社宣言から80年余、差別と闘った政治家・野中広務の軌跡を追い、現代史の光と闇を描き出した1冊。〈受賞情報〉講談社ノンフィクション賞(第26回)