働くことにも学ぶことにも踏み出せないニート。なぜ彼らは働く希望を持ちながら動き出せないのか-。ニートの現実を追い、またその増加防止策として十四歳の職業体験を綿密に取材し、現代の若者にとっての「働く」ということの本質を見つめ直す一冊。「ニート」の存在を一気に社会に知らしめた話題の書、待望の文庫化。