"人間の存在的な渇望は現実以上に真実である"我々の現代と西欧の現代-その背後に脈々と流れる我々が"本能的"に持つ汎神的血液と西欧の一神的血液。生涯のテーマ=日本人であり、カトリックであることを追求する著者の最初のエッセイ「神々と神と」をはじめ、遠藤文学を確立した昭和40年代までを新編成。文学と信仰の原点と決意を語る熱きエッセイ。