報道写真家としての第一歩を「水俣」で印した著者は、フリーランスとしてベトナム、韓国の取材を軸に、激動する現代史と向きあってきた。その軌跡を振り返りつつ、同世代の報道写真家たち、現場の緊張感、人びととの出会い、数々の失敗や苦悩を率直に語る。収録した数多くの写真は現代がどういう時代かを私たちに鋭く問いかける。