• 著者荒俣宏
  • 出版社集英社
  • ISBN9784087486551
  • 発行1997年11月

白樺記 / 愛情生活虚構の告白

大正十年の冬、「新しき村」の武者小路実篤のもとに、若く美しい女、岡田晶子が訪れた。「わたくし、武者小路先生に愛されたく存じます…」妻・房子と、絶対の幸福を求める晶子の間で揺れる実篤。不倫という人道的犯罪に挑もうとする彼の心は、やがて、ふたつに分裂してゆく-。愛に調和は可能なのか、それとも犯罪なのか、愛と結婚の意味を問う幻想長編小説。

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