めぐりくる春の生命を歌う夢幻の花。古来、日本人はさくらをどのように描いてきたか、文芸作品をたどり、自生種十五、六種と二百をこえる里桜のあれこれを紹介。現代の貧しい桜観ではつくせない人々の思いをもう一度日本の伝統文化にたどる。