• 著者尾崎秀樹
  • 出版社岩波書店
  • ISBN9784004300991
  • 発行1989年12月

上海1930年

1928年11月、ひとりの新聞記者が上海に赴任した。後にゾルゲ事件によってスパイとして処刑される尾崎秀実は、混迷の只中にある中国の現実に直面し、魯迅、スメドレー、ゾルゲ等の知識人たちと交流しながら、中国の民族的解放やアジアの自立の途を探る。兄・秀実の生と死を追跡してきた著者が、"魔都"上海を舞台に描く青春群像。

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