本書は、面接や治療の具体的な進め方やそこでの臨床家の役割など、心理臨床の実際をさまざまな現場における事例に基づいてまとめたテキストである。多様な実践に対応できるよう、発達段階や施設・機関、各種心理療法ごとに特徴的な事例を取り上げ、面接・治療過程の展開や対応のポイントを詳説する。また、実践家として研鑽を続けるために指導者からアドバイスを受けるスーパービジョンの必要性とその方法についても解説している。