「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」-このことばで有名な『葉隠』は、たてまえを徹底して排除し、武士としてどう生きるべきかを、透徹した人生観で語り伝えた書である。それは、自分の生を全うさせるため、いかにして人生への甘えを断ち、志を貫くべきかを明かした、決断と覚悟の書でもある。自ら波瀾万丈の人生を送り、今日の「地産」グループの基礎を築き上げた著者が、座右の書として読み続けてきた『葉隠』の神髄を明かす。