大手電機メーカーを「ある事情」で退職したエンジニア・野口陽子は、存続が危ぶまれる東北の大学に非常勤講師として招かれた。彼女に課せられた使命は、「ソーラーカー」を作り、レースに出て大学の知名度を上げること。そして陽子のもとに集まった落ちこぼれの六人の学生たち。一見、能天気に見える彼らも心の奥には様々な悩みを抱えている。鈴鹿で行なわれる全日本ソーラーカーレース優勝を目指して、熱く激しい挑戦が始まった。