軽妙なおかしみと鋭い批評眼で、小説・戯曲に劣らぬ傑作ぞろいの井上エッセイ。身辺を語るに、笑いの中に真実あり。一九七〇年代から九〇年代まで、エッセイ集一〇冊の集積から選り抜いた、四一篇の思考のエッセンス。