アメリカで初めてキルトに出会って以来、夢中になって針を持ち、何のお手本もない時代のこと、手探りでキルトを作り続けてきました。試行錯誤を繰り返したり、必要に応じていろんな人たちからそれぞれの工夫を教わっているうちに、いつしか自己流でありながらも理にかなった方法が身についてきたように思います。この本には、今の私がお伝えすることのできるテクニックをそれぞれの作品に盛り込んでみました。これから始めてみようかなという人にも経験者の方にも、隅から隅まで読んでいただき、ピーシングやキルト、パイピングの場面等で「これは助かった!」と喜んでいただけたら、こんなにうれしいことはありません。どうぞ一人でも多くの方のお役に立ちますように。