東京が大都会に変貌してゆくとき、街には、明るい日の当るところと、暗い影の部分が生まれた。銀座は「銀ブラ」族が闊歩する日本一の明るい盛り場となったが、その表通りの奥にも、さまざまな都会人の営みがあった。今や失われた都会の「闇」へのスリリングな散歩。