エイズ禍、狂牛病問題は、「官僚がなすべきことをしない」ために起こった。しかし、この「官僚不作為」は、道路行政においてこそ顕著に、そして長年にわたってくり返されてきた。それによって、今や国民はムダな道路建設の財源となる税金を支払わされているだけでなく、命の存続すら困難な状況にある。「官僚不作為」という視点から、日本の道路行政の問題を告発し、糾弾と改善への提言を行なう。