日本球界を代表するベテラン左腕・山本昌。2008年には史上24人目の200勝投手となった。83年秋のドラフト5位で中日に入団した著者は体だけは大きかったが、しかし決して才能に満ちあふれていたわけではなかった。戦力外通告におびえていた著者は何を考え、弱肉強食のプロの世界でいまもなお生き残ることができているのか。どこにでもいた"普通の"野球少年が"特別の"投手になった理由とは。プロ26年目にして初の自著。