• Author檀ふみ
  • Publisher新潮社
  • ISBN9784101161525
  • Publish Date2006年9月

父の縁側、私の書斎

父、檀一雄の思い出は、昔の家の記憶と共に蘇る。原稿に行き詰まった父が夜中に料理をしていた台所。友人坂口安吾を居候させていた書斎。父お手製の竹馬で遊んだ庭-。父は亡くなり、家は建て直された。現在暮らす家の煩雑な悩みは尽きることがない。けれど私の中には「生活すること」を愛した父の魂が息づき始めている-。深い共感と切ない郷愁を誘う、"家"にまつわるエッセイ集。

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