2億年もの間、形を変えずに生きてきたカブトガニ。この「生きている化石」が、いま激減しているのはなぜか?日・米・タイ等で調査を続けている著者が、カブトガニの生き残り戦略を、月の満ち欠けとともに行われる産卵、ガンなどにも効くといわれる血液など、神秘的な体の謎から明らかにするとともに、地球環境の悪化に警鐘を鳴らす。