「別人に変装して、ダーツに当たった、山手線の駅で降りてみる」。これが休日の栞の密かな趣味。そこで出会った元同級生、耕也となぜか縁が切れなくて…。高校生の「今」を鮮やかに描く、切ない青春ストーリー。〈受賞情報〉坪田譲治文学賞(第25回)