1960年、日本はまさに復興のシナリオを走りだした。しかし、そのシナリオの向こう側に得体の知れない何かを人々は感じはじめていた。広島でお好み焼の店をきりもりする三代の女性の人生を通して、日本の地で生きる人々の戦後史をたどる。