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  • 著者黒川伊保子
  • 出版社ポプラ社
  • ISBN9784591146323
  • 発行2015年9月

英雄の書 / In bocca al lupo!

脳は、失敗しなければ成功できない。
脳は、孤高でなければ特別になれない。
ネガティブに捉えられていたことこそが、
人生を変える条件だった!
日本テレビ「世界一受けたい授業」や
「ホンマでっか!?TV」などに出演する
気鋭の人工知能研究者が
脳科学をもとに解明した「人生を切り開く方法」。
(まえがきより)
この本は、心優しき国の若者たちのために、
失敗と孤独が怖くなくなる本として書こうと思う。
「失敗」がドラマの始まりであることを、
脳科学を使って証明してあげたい。
「孤独」が脳の成熟に必要不可欠であることも、
証明してあげたい。
あなたが、「英雄」として歩き出すために。
あなたの人生は、
あなたを主人公にしたものがたりなのである。
あなたが小説家だったら、
「タカシは、要領よく偏差値の高い大学に合格し、
要領よく高収入になり、
コミュニケーションも上手で異性にもて、
周囲に敬愛され、
それらの期待を一度も裏切らず、
健康で平穏に暮らしました」
なんていう話を書くだろうか。
神様(脳)だって同じだ。
脳は、この世に生まれてきた以上、
その脳だけの「感性地図」を描き続ける。
同じ経験を持つ人が二人といないのだから、
同じ脳神経回路を持つ人は二人といないのだ。
だから、誰かの正解をなぞらえて満足するような脳なんて、
この世にいないのである。
この世に、あなたの脳は、たった一つ。
あなたの人生のものがたりも、たった一つだ。
あなたのものがたりをドラマティックに
盛り上げてくれるイベントを
「失敗」と呼んで怖れたり、いちいち傷ついていたら、
何も始まらない。
さあ、人生を始めよう。
きみ自身が、ヒーローになって
……狼の口の中へ。
(目次ダイジェスト)
第1章失敗の章
「頭がいい」とはどんな脳?
脳を進化させる3つの掟 etc.
第2章孤高の章
英雄脳はハイブリッド
他人思い、自分思い etc.
第3章自尊心の章
自尊心は脳の羅針盤である
本当の強さと優しさ etc.
第4章使命感の章
「夢」を語ってはいけない
嫌われることを怖れないetc.
第5章はなむけの章
旅の衣を整えよ

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