"「女たちの人生が、たった一度、どうしようもなく変わってしまう、
美しくて、怖くて、きらきらした瞬間が、ここには詰まっている。
女の人生を変えるのは男だなんて、誰が決めたのさ?」
――翻訳家・岸本佐知子氏、推薦!
<すべて”女と女が主人公”の短編小説集>
“私”も“あたし”も自分に似合わなくて困ってる「小桜妙子をどう呼べばいい」
セックスの妙をめぐる、女二人の哀切滑稽な別れ話「Same Sex,Different Day」
これぞ究極のシスターフッド!? あるお屋敷で起きた痛快復讐劇「ばばあ日傘」
十九歳、世界一みじめなスナックのアルバイトで――。「ときめきと私の肺を」
都会の不安な夜に出会った、不機嫌で魅力的な女の子「東京の二十三時にアンナは」
ほか全23編を収録。
名前をつけるのは難しい、でもとても大切な、女同士の様々な関係を描く。
読者の熱い支持を得たWeb連載小説に、書き下ろしを多数加え単行本化。"