「死んでるみたいに生きるんだったら、意味がないと思ったんだ」というクマの子始め、動物たちの姿を通して「生きること」を考えさせる9つの物語。不器用で、けなげで、一生懸命生きている動物たちがそっと寄り添ってくれる、心にひとすじの風を通してくれるような作品集。文庫書き下ろしで「たいそう立派なリス」「聞いてくれますか」の2編を新たに収録。
もくじ
たいそう立派なリス 5
べっぴんさん 19
ショートカット 37
アメンボリース 57
朝の花火 77
聞いてくれますか 101
そらの青は 121
光る地平線137
クマのあたりまえ 155