• 著者原田マハ
  • 出版社ポプラ社
  • ISBN9784591156681
  • 発行2018年3月

スイート・ホーム

幸せのレシピ。
隠し味は、誰かを大切に想う気持ち――。
うつくしい高台の街にある小さな洋菓子店で繰り広げられる、
愛に満ちた家族の物語。
香田陽皆(こうだ・ひな)は、雑貨店に勤める引っ込み思案な二十八歳。
地元で愛される小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を営む、腕利きだけれど不器用なパティシエの父、
明るい「看板娘」の母、華やかで積極的な性格の妹との四人暮らしだ。
ある男性に恋心を抱いている陽皆だが、なかなか想いを告げられず……。(「スイート・ホーム」)
料理研究家の未来と年下のスイーツ男子・辰野との切ない恋の行方(「あしたのレシピ」)、
香田一家といっしょに暮らしはじめた〝いっこおばちゃん〟が見舞われた思いがけない出来事(「希望のギフト」)など、
稀代のストーリーテラーが紡ぎあげる心温まる連作短編集。
どんなに疲れて帰ってきても、仕事でうまくいかないことがあっても、
ここまで来れば、もう大丈夫。駅からバスに乗って、ふたつ目のバス停で
下りて、色づき始めた街路樹を眺めながら、甘い香りのする場所へと向かう。
そこでは、おいしいスイーツと、なごやかなパティシエ一家が、
私の到着を待っていてくれる。(本文より)
さりげない日常の中に潜む幸せを掬い上げた、心温まる連作短篇集。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 八月の御所グラウンド
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
  • わが殿 下
  • 生きるぼくら
  • ノジュール2024年2月号
  • 暮しの手帖別冊 花森安治「暮しの手帖」初代編集長 2016年 08月号
  • 「なんとかなる」と思えるレッスン首尾一貫感覚で心に余裕をつくる
  • 神さまたちの遊ぶ庭
  • 天使の梯子
  • すぐ死ぬんだから