あるひ、「むすめをおれのよめにもらうぞ!」と、おにが、むすめをさらっていった。しばらくじさまはなきくらしていたが、むすめをさがしにでかけることにした。のこえ、山こえゆくと、やがて1けんのうちをみつけた。そこには、こづなというおにの子がいた。そして…。この話は、岩手県に伝わる「鬼の子小綱」の話をもとに、再話したもので、かわいい鬼の子とダイナミックなストーリーが、読者を楽しませてくれます。