島田藤四郎は、はぐれ長屋の近くに神道無念流の剣術道場を開いた。ある日、その道場に道場破りが訪れ、急を聞いて駆けつけた華町源九郎と菅井紋太夫は見事打ち破る。その日から噂を聞いた門弟の入門が急増するが、門弟を襲う三人の剣客が現れ、長屋から通う若者たちも重傷を負う。三人の剣客の狙いは!?藤四郎から依頼を受け、源九郎たちは凄腕の剣客に立ち向かう。大好評シリーズ第二十三弾。書き下ろし長編時代小説。