いつも夢をみているようで、ふわふわとしていて、純粋で繊細な感性の塊-奈津。あたしがいないと何もできない、誰よりも大切な親友-奈津。教えきれないほどの思い出と、あたしたちにしか共有できない、特別な時間と空間。今年の夏も、同じように過ぎていくと思っていたあたしに、奈津は言った。「あたしね。好きな人が、できたんだ-」。