• 著者翔田寛
  • 出版社講談社
  • LBRZ 0088537
  • 発行2011年8月

誘拐児 (2)

終戦翌年の夏、5歳の男の子が誘拐された。≪使い古しの新圓(しんえん)で百萬圓を用意しろ。場所は有楽町カストリ横丁≫という脅迫状に従い、屈強な刑事たちが張り込むなか、誘拐犯は子どもを連れて逃げてしまう。そして15年後、とある殺人事件をきっかけに、再びこの誘拐事件が動き出す。第54回江戸川乱歩賞受賞作。(講談社文庫)
終戦翌年の昭和21年夏、実業家の子息で、5歳になる男の子が東京・成城の自宅前から誘拐された。やがて、犯人から脅迫状が届く。「使い古しの新圓で百萬圓を用意しろ。場所は有樂町カストリ横丁」。警察は犯人逮捕に全力をあげ、屈強な刑事たちが闇市を張り込むが、誘拐犯はその目前で身代金を奪ったうえ、子どもを連れて逃げてしまった。あれから15年、手がかりは何もなく、迷宮入りしたかに見えた。しかし、とある殺人事件をきっかけに、再び児童誘拐事件が動き出した!

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 茜いろの坂 上
  • 茜色の坂 下
  • 何者
  • 看とる
  • サラバ! 下
  • サラバ! 中
  • 9月1日 / 母からのバトン
  • 山中静夫氏の尊厳死
  • サラバ! 上
  • 少年犯罪の深層 / 家裁調査官の視点から