ソウちゃんがいない。さあ大変!?物語の舞台は大阪のある小学校。東京から転校してきた3年生の女の子ユイのクラスには、ソウちゃんというダウン症の男の子がいました。ある日、体育の授業が終わって、もう給食の時間だというのに、ソウちゃんの姿が見えません。さあ大変。みんなで探し回ると…。本書は、大阪府豊中市の小学校の先生方やお母さん方、そして障害児たちに、著者が直接取材して書き上げたノンフィクション童話です。障害児のモデルは現在、同市立中学1年の男子生徒4人で、みなダウン症や自閉症で知的障害を持っています。彼らの小学生時代の経験がモチーフになりました。小学校中学年から。