脳の発達にとって最も重要な受胎からの33か月間が人生を決定づける。暴力からわが子を救うことはできるのか。いま子供への「まなざし」が問われている。誰にも気づかれず暴力の種が脳にまかれ、芽生え、犯罪となり、社会をむしばんでいく。凶悪犯罪がますます低年齢化する今、この本はヒトというシステムの崩壊に警鐘を鳴らしている。