全国の都道府県・市町村約1000か所、年間70万件の相談が持ち込まれる家庭児童相談室。地域に根ざした身近な相談機関として、妊産婦から18歳未満の子どもたちに関する問題に、その門を広く開いている。家児相からは、いまの子どもたちがおかれている状況とそれをつくってしまった大人たちの事情が見えてくる。訪れる親と子に寄り添いながら、子どもが子どもとして育ち、親が親として育っていくのを支える家児相の活動を通して、いま求められている「支援」を語る15の事例。