日本の企業は従来社会的存在としての役割を果たしてきたか。バブル経営に走って市民性や倫理性を欠落させた結果、国民の支持を失ったいま、改めて企業のあり方を問う。本書は、企業の信頼性回復を経営倫理意識の変革に求め、さらに21世紀に向けて新しい企業文化の創造を模索した企業社会論の新しいテキストである。