• 著者森村誠一
  • 出版社角川書店
  • ISBN9784041753095
  • 発行1991年2月

青春の源流 3

第2次世界大戦終結後10余年が経ったが依然世界は揺らいでいた。アメリカの介入で再び泥沼化したベトナムで、楯岡正巳はひきつづき南北統一のため「北」の一員として武力闘争の指揮をとることを決意し「南」へ潜入する。一方、雲ノ平開発に区切りをつけ「ヒマラヤ行き」に情熱を傾けていた逢坂慎吉は不参加を余儀なくされた計画の失敗で、さらに自らのヒマラヤ行きへの思いを募らせる。そしてそのことが妻美穂との間に横たわる青春の幻影を膨ませて行く-。戦争に翻弄されながらも運命に立ち向う若者の鮮烈な生を描いて青春を問う大河ロマン第3部。

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