• 著者森村誠一
  • 出版社角川書店
  • ISBN9784041753101
  • 発行1991年3月

青春の源流 4

1970年、宿願のヒマラヤ未踏峰征服に挑んだ逢坂慎吉は、遭難した別の登山隊の救助に向ったまま、吹き荒れる風雪の中で消息を絶った。その5年後、総力をあげたアメリカの軍事介入にもかかわらず、遂にベトナム戦争は「北」側の全面勝利で終結した。異郷で「解放」のため戦ってきた楯岡正巳は、生き残った隊員と共に美穂の待つ日本への生還を果たす。学徒動員で出征して以来、実に32年ぶりの祖国であった。戦争に翻弄されながらも懸命に運命に立ち向う痛切な青春のドラマを、鎮魂と平和への祈りをこめて描きあげた壮大な大河ロマン全4巻完結。

>> 続きを表示