いまは、となりに眠っているけれども、明日になればどこへ行ってしまうのか分からない彼。いつも微笑んでいた昨日までとは打ってかわって、沈みこんでいる彼女。さりげないしぐさ、不思議な会話、そして誰にも話したことのないほんとうの気持-。ミスティーな恋人たちの心のカーテンを開いてみせた、サスペンス風味の、ちょっとしゃれた六つのラブ・ストリー。