鋭い時代感覚を武器に、標準的で実証的な社会学をめざしてきた著者の「社会診断」論。鮮明な方法論と正確に「観察された事実」に基づくオリジナルな「社会分析」は他に例をみない。社会学分野の広さと深さを自らの個性豊かな研究で明らかにして、その成果を次世代に伝えようと試みた。