• 著者中村文則
  • 出版社集英社
  • LBRZ 0089632
  • 発行2012年2月

何もかも憂鬱な夜に (2)

施設で育った刑務官の「僕」は、夫婦を刺殺した二十歳の未決囚・山井を担当している。一週間後に迫る控訴期限が切れれば死刑が確定するが、山井はまだ語らない何かを隠している-。どこか自分に似た山井と接する中で、「僕」が抱える、自殺した友人の記憶、大切な恩師とのやりとり、自分の中の混沌が描き出される。芥川賞作家が重大犯罪と死刑制度、生と死、そして希望と真摯に向き合った長編小説。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • レインメーカー
  • 夜の声を聴く
  • フェイクフィクション
  • わたしの幸せな結婚 四
  • わたしの幸せな結婚 二
  • わたしの幸せな結婚 三
  • 奈良まちはじまり朝ごはん
  • タクジョ!
  • わたしの幸せな結婚
  • 中村哲さん講演録 平和の井戸を掘る