• 著者稲葉稔
  • 出版社徳間書店
  • LBRZ 0089658
  • 発行2012年3月

侍の娘 / さばけ医龍安江戸日記 (2)

貧者に癒し、外道に剣。「明神の龍」と慕われる町医者・菊島龍安のもとに依頼があった。「何も聞かず、ある女性を診てほしい」。謎の浪人・岡野伊右衛門に連れられて本所近くの陋屋を訪れた龍安は、病に臥した娘の高貴な美しさに胸を打たれる。娘の名は佐和。彼女は言う。「私は生まれたときから殺されるかもしれない運命にあるのです」。刺客に狙われ続ける娘の命を、龍安は救えるか-。

>> 続きを表示