学校を取り巻く様々なソーシャル・キャピタルの効果を、定量的分析や概念測定等により得られた科学的根拠に基づき突きとめる事は可能か。本書では、学校とそれを取り巻くアクター(子ども・保護者・教師・地域住民)並びにアクター間の関係性を三つに分類し、その効果と醸成のために教師が果たす役割を検討する。現場の教師等が、自らを取り巻く関係性を理論的・構造的に理解するのに有効な一冊。