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  • 著者埴谷雄高/著
  • 出版社未来社
  • ISBN9784624918293
  • 発行1995年0月

虹と睡蓮

NHKテレビで『死霊』の世界を五夜にわたって語り下ろし健在を告知した著者が、武田泰淳・百合子夫妻を悼みつつ「戦後文学の出発点」を跡付けた対話とエッセイを巻頭に、虹の光彩を遺して睡蓮の静謐へ遠く去った佐々木基一・藤枝静男・安部公房・駒井哲郎・大岡昇平ら亡友を哀惜こめて追憶し、戦中・戦後の自伝的な回想が「死」を想い「生」を論じる深夜の思索へといたるとき、自ずから『死霊』最終章への予告ともなる最新評論集。

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