ロシア連邦保安局副長官の亡命計画にMI6も乗り出し、事態は内部抗争の様相を呈しだした。政府や同僚の助けを得られぬばかりか尾行まで張りついたチャーリーは、それでも密かにイギリスを出国、妻と娘を逃すべくモスクワへと向かう。孤立無援の潜伏生活の末に、やっとの思いで接触した妻ナターリヤは、だがこの計画に動揺する。頑ななまでに怯える妻の陰には新たな陰謀が-。