1章 修史局における正史編纂構想の形成過程 2章 明治期の史料採訪と古文書学の成立 3章 明治期島津家における家史編纂事業-大名華族による「国事鞅掌」始末取調 4章 一八九〇年代のアカデミズム史学-自立化への模索 5章 史学の「純正」と「応用」-坪井九馬三にみるアカデミズム史学と自然科学の交錯 6章 「社稷」の日本史-権藤成卿と"偽史"の政治学 7章 一九二〇年、茨木キリシタン遺物の発見 8章 一九三〇〜五〇年代の美術史学と歴史学