本巻は、第4編「親族」第3章「親子」の規定のうち、「実子」の節の各条を対象とする。わが国の親子法制のポイントである嫡出性の確定、認知および子の氏につき、生殖補助医療の問題を含め、理論と実際の両面から詳細に解明し、親子法の将来を展望する。