本書は、越境大気汚染、オゾン層破壊、捕鯨、地球温暖化等に関する個別的レジームの形成と展開、リオの地球サミットにおける交渉の政策過程などを詳細に追いながら、これらを地球環境問題をめぐる政治の全体像のなかに位置づける。政治学的観点を基礎に、法律学、経済学、さらに企業行動の問題にも視角を広げている。